警察庁の「110番映像通報システム」の試験運用が始まりました
2023.1.14
2022年10月より全国で試験運用が開始された「110番映像通報システム」というものをご存知でしょうか? 今回はどういったシステムなのか、警察庁のホームページから調べてみました。
「110番映像通報システム」は、音声だけでは把握が難しい事件・事故等の現場の状況を、スマートフォン又はタブレット端末(以下「スマートフォン等」という。)により警察に通報することができるシステムです。
110番通報を受けた警察職員は、映像を取得する必要性があると判断した場合、通報者の同意を得て、通報者のスマートフォン等にSMS(ショート・メッセージ・サービス)を利用して、専用URLを送信します。
通報者は、専用URLにアクセスし、警察職員が教示するアクセスコードを入力することでシステムを利用することができます。
通報者は、スマートフォン等のカメラ機能を用いて撮影した映像等に加えて、あらかじめ撮影した映像等を送信することができます。
調べてみた結果、 事前にアプリのインストールも不要でプライバシーについても原則7日後に自動消去されるよう配慮されており、 口頭で状況を説明する手間が省けるほか、警察も正確に状況を把握しやすくなるということでした。また、このシステムは日本語のほか英語や韓国語、それに中国語の簡体字と繁体字に対応していて、大きな問題が発生しなければ2023年4月に正式な導入が決まるということです。 事故や事件にまきこまれた時はこのシステムの活用を考えたいと感じました。